高橋克典 “芸能界の父”に声震わせ弔辞「真っ向生きる男の生きざま見させていただきました」 ケイダッシュ川村会長葬儀・告別式

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 先月30日に出張先の京都市内で急逝した大手芸能事務所・ケイダッシュの川村龍夫会長(享年84)の葬儀・告別式が6日、東京・護国寺で営まれた。芸能界からはタレント・堺正章(79)、俳優・渡辺謙(65)ら、スポーツ界からも元プロ野球・清原和博氏(57)ら、計1700人が参列。事務所のタレント第1号である俳優・高橋克典(60)が弔辞を読み、日本の芸能界をけん引し続けた希代の名プロモーターに最後の別れを告げた。

 明るく面倒見の良い親分肌で、所属タレントのみならず、業界の誰からも愛された川村会長。その終幕にふさわしい、壮大な葬儀だった。

 弔辞を読んだのは、所属タレント第1号の高橋。芸能界の“父”とも言える川村会長に「よどみなく、まっすぐに、明るく、熱く、強く、野太い柱として真っ向生きる男の生きざまを見せていただきました」としつつ、「いつも優しく、ギャラの話の時には恐ろしく、しかし時には、まさに太陽のような…」とユーモアも交えて語りかけた。

 歌手として芽が出なかった約30年前、西麻布のイタリア料理店で川村会長を紹介されたエピソードも披露。当時の川村会長を「パンチパーマにクリッと上がったまつげの、眼光の鋭い方」と称しつつ、「『おう、川村だ。事務所を立ち上げてな、お前、オレがやるから』。有無を言わさぬその一言でなぜか役者人生が始まりました」と、独特な表現で一生ものとなった出会いを振り返った。

 川村会長からの教えを「『違うと思うことは改めろ。どうすれば良くなるか考えろ』と、笑顔で必ず言ってくださいました」と述懐。「あなたが見せてくださった気骨や、お人柄、その生きざまは忘れません、どうぞこれからも、変わらず私たちを見守り、時には気合を入れてください。川村会長、本当にお疲れさまでした。ありがとうございました」と、声を震わせた。

 遺体には通例の死装束ではなく、故人が長年愛用し、家族が一番のお気に入りだと選んだスーツが着せられた。出棺の際の音楽は、親交が深かったアントニオ猪木さんの入場曲としておなじみの「炎のファイター〜INOKI BOM−BA−YE〜」。現場主義を貫いた川村会長らしい最後の姿に、99年から22年まで所属した俳優・南野陽子(57)は人目もはばからず泣き崩れるなど、多くの参列者が悲しみに暮れた。

 ◇はなわ「ケイダッシュのバラエティー(部門)も、川村さんが立ち上げていただいて、僕らが1期生でね。みんな今があるのは会長のおかげですね。男として、太陽のような存在だったので、これからも本当に天国から見守ってほしい」  

 ◇平祐奈「もっともっとお元気でいてほしかった。とても柔らかい雰囲気なんですけど、瞳の奥にはすごい力強いものがあって…。もっと頑張ろうっていうエネルギーをいただいていました」

 ◇新川優愛「すごく悲しいです。優しかったです。いつも明るくて。最初お会いした時は怖い方かもしれないというドキドキはあったんですけど、全然そんなことはなくて、親戚のおじいちゃんみたいな感じでいつも話してくださった」

 ◆主な参列者 堺正章、渡辺謙、HIRO、麻木久仁子、清原和博、秋川雅史、桜井賢、坂崎幸之助、高見沢俊彦、伊原剛志、シシド・カフカ、長谷川初範、永井大、中山忍、水野美紀、蛯原友里、ILMARI、押切もえ、近藤真彦、原口あきまさ、斎藤工、舘ひろし、奥田瑛二、つのだ☆ひろ、宇崎竜童、清水賢治(フジテレビ社長)※順不同、敬称略

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