ポーランドのニュースサイト「オネット」は7日、米国のウィットコフ中東担当特使がロシアのプーチン大統領と6日に会談した際、ウクライナにおける占領地を事実上ロシア領と認め、停戦と引き換えに領土交渉を「49年または99年」凍結することを提案したと報じた。
報道によると、米側の提案には対露制裁の多くを解除し、ロシア産天然ガス・石油の輸入再開も含まれるなど「ロシアに非常に有利」な内容とされる。ロシアが求める北大西洋条約機構(NATO)を拡大しないとの確約は含まれないとした。提案内容は欧州各国と調整されたものと伝えた。
会談で米露は近日中に首脳会談を開くことで合意。ロシア側の発表によると、ウィットコフ氏からはウクライナのゼレンスキー大統領を含めた3者会談の打診もあったが、プーチン氏は承諾していない。【ベルリン五十嵐朋子】
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