全国高校野球選手権大会は第6日の11日、第2試合で東海大熊本星翔が北海(南北海道)に10―7で勝ち、甲子園初勝利を挙げた。
試合終了直後に両チームが整列。ボールを持っていた東海大熊本星翔の主将・比嘉健太選手(3年)は球審に返そうと声を掛けたが、返事がなかったため、そのまま記念に受け取ったという。
試合前日から熊本県内で大雨による被害があり、応援団の一部が試合に間に合わないトラブルにも巻き込まれた。
比嘉選手は「試合に来られなかった人も多かった。そういった人たちの思いも背負ってプレーしました」と思いを語った。
出場4回目でつかんだウイニングボールについては「全員で勝ち取った1勝なので、チームとして大切に持っておきたい」と喜んだ。【村上正】
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