サッカーJ1・セレッソ大阪の森島寛晃会長は11日、クラブの前身であるヤンマーで活躍し、10日に81歳で亡くなった釜本邦茂さんを悼んだ。「非常に偉大な先輩。足元に入れたら全部ゴールに入るというシュートのうまさは、もう(周囲の)皆さんが口をそろえて言われた」と語った。
釜本さんは元日本代表で、歴代最多の国際Aマッチ通算75得点を記録した。森島会長は釜本さんが一線を退いた後にサッカー教室を開いたり、地元住民との交流イベントに参加したりしたことを振り返り、「『世界の釜本』って言われる方でも、地域の皆さんと一緒に触れあっていた。そういう姿は非常に大切だと学んだ」としのんだ。
最後に森島会長が釜本さんに会ったのは、昨年7月にヤンマースタジアム長居であったドイツ1部ドルトムントとの親善試合だった。「『頑張っているか』という一言でパワーをいただいた。昔のヤンマーの黄金期になれるように。それをしっかり見ていただきたい」と話した。【生野貴紀】
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