◯セレッソ大阪3―1アルビレックス新潟●(11日・ヨドコウ桜スタジアム)
思わず目を覆いたくなるような初歩的なミスが続出し、新潟はワーストタイの6連敗を喫した。
前半2分に主将の堀米悠斗のゴールで先制したが、その後はセ大阪にボールを支配された。前半13分、相手の何ともないシュートをGK藤田和輝がキャッチしきれず、同点に。さらに後半開始後すぐに勝ち越されると、後半36分にはオウンゴールで万事休した。
シーズン序盤から下位に沈む中で、今夏の移籍市場では主力を含む複数の選手が海外クラブなどに移籍。穴埋め的な補強で多くの選手を迎えた。
そのうちの一人であるスウェーデン出身のFWブーダがこの試合の先制点に関与するなど持ち味は出したが、連係面では課題を多く残す結果に。樹森大介監督が解任されて、6月から指揮を執る入江徹監督は「(相手に)崩されたというより(自分たちが)崩してしまった失点。それを無くしていかないとこの舞台で戦って勝つのは難しい」と渋い顔だ。
最下位に転落し、残留圏内となる17位の湘南との勝ち点差は5。堀米は「やり続けるしかない。下を向いている時間はない。残された時間は少ない。苦しんでも、かっこ悪くても勝ち点を積んでいくことが重要」と決意する。残り13試合。意地を見せる戦いは続く。【生野貴紀】
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