
フィギュアスケートのサマーカップは12日、大津市の木下カンセーアイスアリーナでシニア女子のフリーがあり、ショートプログラム(SP)6位の千葉百音選手(木下グループ)は131・84点、合計192・44点で2位だった。
千葉選手は、前日のSPでは2回転倒。気持ちを立て直して臨んだフリーでは、ルッツとフリップのエッジ系ジャンプで不明確な踏切と判定されたものや、回転不足と判定されたジャンプが複数あったが、しっかりとまとめきった。フリーの演技構成点は全選手中トップだった。
次戦はチャレンジャー・シリーズ(CS)の木下グループ杯を予定しているという。千葉選手の演技後の主な談話は次の通り。【玉井滉大】
「苦手と言うと暗示がかかっちゃうので…」
【競技直後】
<フリーを終えて>
体力がまだまだっていう感じで。最大の課題で、迅速に対応しなきゃいけないと思うんですけど、一応3連続(ジャンプ)のミス以外は、(大きな)ミスなく終えられて良かったです。
<安定した演技をするために、特に力を入れる必要があることは>
エッジ系(のジャンプ)が苦手なのは事実なんですけど、こういう場で「エッジ系が苦手なので頑張ってます」って言うと、自分にも苦手なんだっていう暗示がかかっちゃうので。なるべく言いたくはないんですけど、とにかくエッジ系もトー系も全て決めて、安定しているねって言っていただけるように、すべてのジャンプを練習していきたいです。
<良かった点は>
正直、SPが終わってから気持ちを切り替える時間がなかったんですけど。今日はもう、SPのくよくよをどこかに投げ飛ばして。しっかり、真っ向から演技することができたと思っています。
<今季はミラノ・コルティナ冬季オリンピックのシーズンです。目標と、その目標を達成するために力を入れたいことは>
五輪シーズンということで、今以上に良い演技を常に試合で発揮できるようにしないとっていうのが、まず大事なところではあるので。そのためには、死ぬ気で練習するしかないっていうのが、率直な自分自身の思いです。けがなくっていうところと、どんなに疲れていても、少し余裕がある演技ができる体力の強さが、やっぱり精神的な強さに直結すると思うので。そこにまず、力を入れていきます。
<前日のSPからどう切り替えたのか>
昨日もSPが終わった後、もんもんとしながら、宇治に戻って練習していたんですけれども。ジャンプが跳べても自信が持てないっていう中で、…
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