巨人・田中将大、もどかしさ募る81球 またしても198勝で滞留

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巨―中(13日・東京ドーム)

 またしても白星を積み上げることはできなかった。節目の200勝まで残り二つに迫っている巨人の先発・田中将大は、勝ち投手の権利を目前とした五回に3点のリードを守り切れずに降板。5回3失点で勝ち負けはつかなかったが「非常に悔しい投球になってしまいました」と嘆いた。

 味方のミスを完全にカバーできるほどの状態ではなかった。痛恨だったのが、味方の送球エラーで1点を与えた直後の五回1死二塁で、上林誠知に右越えの適時二塁打を浴びた場面だ。

 初球は外角への148キロ。空振りは奪ったが明らかにタイミングが合っていた。2球目の直球は、引っかけて内角低めのボール。3球目も直球を選択したが、真ん中付近への甘いボールとなり、仕留められた。結果論ではあるが、安易な攻め方に見えた。

 2死後に、ボスラーに中途半端な高さのスプリットを仕留められて同点の中前適時打。何とか後続は断ったが、ダッグアウトに戻りながら天井を見上げた表情は悔しさに満ちていた。

 前日には「結局は自分のボールをしっかり操れるかどうか。そこがしっかりとできるように意識して練習に取り組んできた」と話していた田中だが、要所で思い通りのボールを投じることはできなかった。

 今回と同様に、勝ち負けつかずの六回途中2失点だった前回登板から中5日。またしても、もどかしさが募る81球だった。【岸本悠】

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