みずほ銀行が、保険会社からの出向者受け入れを2026年3月末までに廃止する方針で検討していることが14日、分かった。保険業界では昨年以降、出向者が顧客の個人情報を漏えいするといった不正が相次いでいるため。
大手行では三菱UFJ銀行が受け入れを取りやめる方針を明らかにしている。
みずほ銀行は保険商品の販売促進のために大手生命保険会社などから数十人程度を受け入れており、顧客への提案方法を行員に指導するといった役割を担っている。出向元に戻し、新たな出向者を受け入れない方向で調整している。
不正は、保険各社からの出向者が保険代理店を通じて競合他社の顧客情報を取得するといった手口で主に行われた。(共同)
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