トランプ氏、意識高い系「woke」排除 ケネディ賞にスタローン氏ら

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記者会見するトランプ米大統領=ホワイトハウスで2025年6月27日、西田進一郎撮影 拡大
記者会見するトランプ米大統領=ホワイトハウスで2025年6月27日、西田進一郎撮影

 トランプ米大統領は13日、首都ワシントンの総合文化施設「ケネディ・センター」を訪れ、米国の芸術や文化に貢献した関係者に贈られるケネディ・センター名誉賞の受賞者を発表した。選考には「98%関与したと言える。全て私を通過した」と述べ、リベラル派の候補への授与は承認しなかったことも明らかにした。

 性的少数者の権利拡大などに熱心な「意識高い系」を意味し、保守派が侮蔑的に使う「woke(ウオーク)」に当たる候補者が最終候補に「数人いた」と説明。「アカデミー賞もかなりウオークだ。どれだけトランプが嫌いか話しているだけだから、誰も見なくなった」と持論を展開した。

 48回目となる同賞の受賞者には、トランプ氏の熱心な支持者として知られる俳優のシルベスター・スタローンさんら5組が選ばれた。米紙ワシントン・ポストによると、トム・クルーズさんも授与を打診されたが「スケジュールの都合」を理由に辞退したという。トランプ氏は12月に開かれる式典で、自ら司会を務める考えも示した。

 トランプ氏は2月に理事長に就任し、理事会を側近で固めるなど、従来の超党派色を一変させた。「ケネディ・センターを舞台芸術の最高峰として復活させる」と主張している。

 同賞の式典を巡っては、2017年に白人至上主義者らの衝突を巡るトランプ氏の発言に抗議して一部の受賞者が欠席を表明。トランプ氏も参加を取りやめた。【ワシントン金寿英】

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