仙台育英・須江監督「精神と時の部屋のような成長」 夏の甲子園

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【開星-仙台育英】仙台育英の須江航監督=阪神甲子園球場で2025年8月14日、玉城達郎撮影 拡大
【開星-仙台育英】仙台育英の須江航監督=阪神甲子園球場で2025年8月14日、玉城達郎撮影

 全国高校野球選手権大会は第9日の14日、阪神甲子園球場で2回戦があり、仙台育英(宮城)が開星(島根)に6―2で勝利し、準優勝した前々回大会以来2年ぶりに3回戦に進んだ。

 仙台育英・須江航監督の試合後の主な談話は次の通り。

仙台育英・須江航監督

 (相手が)先発の梶井にしっかり対応してきたので、これは拮抗した展開になると判断しました。(先取点を取られた一回の)裏に幸い珍しく相手にミスが出て逆転できたのが大きかったです。

 <継投のタイミングについて>

 よく天気で継投を例えるんですけど、例えば雨が降る前に傘を差すぐらいの準備、気持ちでいかないと思い通りの試合にならないので、早めの判断をしました。

 (2―1だった三回1死二、三塁で救援した2番手の)吉川がよく準備してくれて、狙い通りあそこでゼロを入れてくれたので、同点に追いつかれることなく進んでいったのが中盤の攻撃につながったかなと思います。

 <攻撃について>

 長打が随所で出ましたが、そのチャンスでの残塁が非常に多く攻めきれないところがあった。開星高校さんの持田君が非常に丁寧に投げていました。

 ちょっとさかのぼる話なんですけど、2年前に島根県の高野連の監督講習会に私が講師でお邪魔しています。その時に参加されている監督さんの中で最もメモを取っていたのが(開星の)野々村先生だった。

 ですからそんな簡単な試合にはならないということで、6対2でしたけど、実際は紙一重だったと思います。そういう姿勢でやられている方と試合したら一筋縄ではいかないです。

 <五回には1年生の二遊間による、併殺の好プレーがあった>

 (遊撃の)砂は野球勘が非常に高くて、瞬間瞬間の判断がすごくいい選手。(二塁の)有本は今日は打撃がまあっていう感じでしたけど、打撃に思い切りの良さがあり、僕らの起爆剤みたいになる選手なので攻撃で起用しています。

 そういう選手が守備で貢献したっていうのが甲子園らしいなと思います。この間もそうでしたけど、成長が劇的に早くなっていくみたいな。いつも話しているんですけど、甲子園というのは倍速どころか一日で1年分の経験が積めるので。ドラゴンボールだと「精神と時の部屋」ってところがあるんですけど、一日で1年分の修行ができる、まさにそういうところなので、そういうスピード感で成長しているなと思います。

 <娘に勝利を届けた>

 今日、娘の誕生日だったので。最近小学校2年生になってちょっと娘の心がパパから離れつつある。そういうもんですよね。「絶対勝ってね」って言われたんで、今日負けちゃったらもう話してもらえないかなという恐怖と戦っていました。

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