<1分で解説>拡声機問題 北朝鮮「撤去意向ない」 韓国発表を否定

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北朝鮮の金正恩総書記 拡大
北朝鮮の金正恩総書記

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は、韓国との軍事境界線付近の「拡声機」について「我々は拡声機を撤去しておらず、撤去する意向もない」と発言しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「南北融和と拡声機問題」を解説します。

Q 拡声機ってなんだっけ。

A 拡声機は、大きな音で遠くまで声や音楽を伝える機械です。軍事境界線付近で、韓国や北朝鮮が相手国に向けて宣伝や情報を流すために使われてきました。

Q 韓国は拡声機を止めたの?

A 韓国は6月に、北朝鮮に向けて行っていた宣伝放送を中断しました。これは南北関係を良くしたいという考えからです。

Q 北朝鮮も拡声機を撤去したのかな。

A 韓国軍は、北朝鮮も韓国に向けた拡声機を撤去し始めたと発表しました。しかし今回、金与正氏はこの発表を否定する談話を発表しました。

Q 実際に北朝鮮の拡声機はどうなっているの?

A 朝鮮日報によると、北朝鮮軍が設置した約40台の拡声機のうち、撤去されたのは1台だけだったそうです。

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