行方不明の男性の破れたシャツや時計も発見 羅臼岳ヒグマ襲撃

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2022年4月の早朝、ウトロ漁港近くに姿を見せたヒグマ=斜里町で、貝塚太一撮影 拡大
2022年4月の早朝、ウトロ漁港近くに姿を見せたヒグマ=斜里町で、貝塚太一撮影

 北海道警は15日、北海道斜里町の知床半島にある羅臼岳(標高1661メートル)で、登山中にヒグマに襲われ、行方不明となった20代男性のものとみられる紺色の破れたシャツや財布などを発見した。シャツや現場周辺の樹木、地面には血痕があった。道警などは同日朝から18人体制で現場付近を捜索しているが、男性は見つかっていない。

 道警によると、同日午前、男性がヒグマに襲われた登山道から林に数十メートル入った地点で破れたシャツと財布、腕時計、帽子を発見。財布には男性の名前が記入されたカードなどが入っていた。近くにスプレー缶も落ちていた。

 男性の同行者の説明によると、男性は14日午前にヒグマに襲われ、格闘して両太ももから出血。その後、林に引きずり込まれた。道警などは警察犬2頭も投入し、男性の捜索を続けている。

 羅臼岳の展望台に残っていた登山客71人は、道警や道のヘリで14日夜までに救助された。【和田幸栞】

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