<1分で解説>炎天下のベビーカー 対面型と背面型、どっちが暑い?

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対面型のベビーカーを押す女性(写真はイメージ)=ゲッティ 拡大
対面型のベビーカーを押す女性(写真はイメージ)=ゲッティ

 炎天下でベビーカーに乗る子どもは、押す人と向かい合う「対面型」と背を向ける「背面型」のどちらが暑いのでしょうか。専門家が実験で調べました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「炎天下のベビーカー、対面型と背面型はどちらが暑いのか」を解説します。

Q 炎天下では、ベビーカーの対面型と背面型、どっちが暑いの?

A 7月20日正午ごろに東京都内で行われた実験では、対面型の方が背面型よりも頭部や足元の温度が高くなりました。頭部周辺の平均温度は対面型が38・3度、背面型が36・6度で、対面型の方が1・7度高かったです。

Q どうして対面型の方が温度が高いの?

A 対面型は押す人と向かい合うため、風通しが悪くなりやすく、熱がこもりやすいことが原因と考えられています。

Q 紫外線はどちらが多く浴びるのかな。

A 背面型の足元周辺が一番多く紫外線を浴びていました。2番目は対面型の足元、3番目は背面型の頭部、最も少なかったのは対面型の頭部周辺です。

Q 専門家の見解は?

A 健康科学などを専門とする武蔵野美術大の北徹朗教授は「対面型は扇風機などで風を循環させ、温度や湿度を抑える工夫が必要だろう。背面型は紫外線を浴びやすいため、赤ちゃんに日焼け止めを塗るなどの対策をした方が良いのではないか」と話しています。

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