女優の天海祐希(58)主演のテレビ朝日の人気シリーズ「緊急取調室」の第5シリーズが10月期の木曜午後9時に放送されることが決定した。連続ドラマの放送は2021年の第4シーズン以来、4年ぶりとなる。さらに、公開延期となっていた劇場版「緊急取調室 THE FINAL」の公開日が12月26日に決まった。12年の「キントリ」の歴史が遂に完結する。天海は「私たちも“良い締めくくりに絶対したい”と前向きな気持ちでいますし、さらなるパワーを持って頑張りたいです」と意気込んだ。
「GOOD LUCK!!」「14才の母」「昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜」などで知られる井上由美子氏が脚本を手掛ける刑事ドラマ。天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる。2014年1月期の誕生以来、緊迫した心理戦と個性豊かな俳優陣の演技で高い人気を誇ってきた。
第4シーズンでキントリは解散となったが、第5シーズンでは、新春ドラマスペシャル(22年)に続き再結成。真壁(天海)を筆頭に、管理官・梶山勝利(田中哲司)、玉垣松夫(塚地武雅)、菱本進(でんでん)、小石川春夫(小日向文世)の鉄壁の取調べチームがシリーズ史上最強の被疑者たちに敢然と立ち向かっていく。速水もこみち&鈴木浩介が演じる警視庁捜査一課殺人捜査第一係の名コンビ「もつなべ」や、大倉孝二が演じる警視庁副総監・磐城和久らおなじみのキャラクターも勢ぞろい。劇場版と連動するエピソードも交えながら、新たなるキントリの活躍に焦点を当てる。
シリーズは12月26日公開の劇場版「緊急取調室 THE FINAL」で完結する。今作は23年6月16日に公開される予定だったが、当時内閣総理大臣役で撮影を終えていた歌舞伎俳優の市川猿之助が23年5月18日に都内の自宅で両親とともに倒れているところを発見され、緊急搬送されたことを受け、公開延期となっていた。後に猿之助は両親に対する自殺ほう助の罪で有罪判決が確定した。猿之助が演じる予定だった内閣総理大臣役に新たに俳優の石丸幹二を迎え、集大成を飾る。
また、ドラマの新シリーズの放送と映画の公開に合わせて、「緊急取調室 大感謝プロジェクト」が始動する。
天海は劇場版の“再始動”に「この度、ようやく劇場版を公開できる運びとなりました」と喜びいっぱい。「12年にわたって“キントリ”を愛し、公開を待ってくださっていたファンの皆さまに“ありがとうございます。お待たせしました”という気持ちを込めつつ…もうひとつ弾みをつけたい!そんな思いが実を結び、連続ドラマで“キントリ”をもう一度スタートできる“チャンス”を頂きました」と連ドラ放送の経緯を明かした。
「SNSなどで発信してくださるコメントからもひしひしと伝わってくる、皆さまの思いがちゃんと満たされるように…私たちも“良い締めくくりに絶対したい”と前向きな気持ちでいますし、さらなるパワーを持って頑張りたいです」と意気込み。
ドラマは“キントリ”メンバーの息の合った掛け合いでおなじみ。「“キントリ”は第1シーズンの時から、まるで親戚が集まっているような楽しい現場。現在はさらに絆が深まっております。実は数カ月前にも、でんでんさん・コヒさん(小日向文世)・田中(哲司)さんと4人でお気に入りのお食事屋さんに集まったんですよ。そこでも“連ドラをもう一回できるのは、本当にありがたいよね”という話になりました」と明かした。
「ちなみに、おじさまたちは“一番喜んでいるのは僕たちかもね”とおっしゃっていたのですが…実を言うと、手強き被疑者と対峙する長丁場の取調室シーンは、毎回怖いんですよ!年齢的に体力などが落ちる一方で、自分自身に課すものは年々大きくなりますから」と胸の内を明かし、「でも、そこに向き合う精神力と経験値、表現力は年々上げていきたい!“今の私だからこその課題”に楽しく挑戦していきたいし、最後には絶対勝ちたいです。また、おじさまたちをまとめる力も年々上がっていると思っていますので(笑)、発揮していきたいですね」と気合いを入れた。
「この12年の総結集…“全・天海祐希”でおじさまたちをまとめ、“キントリ”ならではのチーム力と皆さまへの感謝の気持ちが込もった放送になるといいなと思っています」と集大成への思いを語った。
「緊急取調室」23年に延期した映画12月26日公開決定 連ドラ4年ぶり 天海「良い締めくくりに」
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