高畑勲監督のアニメ映画「火垂るの墓」が15日、日本テレビ系「金曜ロードショー」枠(金曜午後9時)でノーカット放送。地上波での放送は18年4月以来7年ぶりで、この日は終戦から80年となる。
「金曜ロードショー」公式X「アンク」は午後9時の放送開始から連続投稿を始めた。放送開始と同時に「『#火垂るの墓』は1988年、実は『#となりのトトロ』と2本立てで公開されました。『火垂るの墓』が#高畑勲監督の作品、『となりのトトロ』が#宮崎駿監督の作品です。同じ年に両監督の作品が公開されたのは、この時と2013年の『#風立ちぬ』『#かぐや姫の物語』公開時の2回だけです」と投稿。開始早々に「火垂るの墓」がトレンド入りし、日本トレンド1位に上りつめた。
Xでは「火垂るの墓は年々ダメになっていく 今はもう見られない 多分目線はおばさん寄りになってるんだろうけど、清太は清太で節子を守ろうと必死だし」「ああ。この歳になればもう大丈夫かと思ってたけど、かーちゃんのシーン何年経っても無理だ…つらい」「火垂るの墓 始まって20秒でもう辛い。節子が。節子がかわいすぎる」「『火垂るの墓』は大人になった今では、清太や節子のような子供をうみだしてはならぬ、という気持ちの方が強い。大人の余裕がなくなれば、子供たちが割りを食う。偉い人の都合の犠牲になるのはいつも、庶民であり、子供である。そして、大切な人を失う。悲しいのは寿命の別れだけで良いの」などと書き込まれていた。
同作は野坂昭如氏の直木賞同名作品を原作としたスタジオジブリによるアニメーション映画。戦争で両親を亡くした14歳の少年・清太と、4歳の妹・節子が懸命に生きる姿を描いた。高畑勲氏が監督と脚本を手がけ、スタジオジブリによって1988年に公開された。
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