日本に溶け込んでいる秩序や清潔さは、海外からの観光客を魅了し続けています。駅のホームなどでは当たり前のように列を作り、街の通りは衛生が保たれているのが日常です。日本を初めて訪れたというフランス人夫婦は、普段の生活では味わえない場面を目の当たりにして感銘を受けたといいます。いったい、どんなことがあったのでしょうか。
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初めての日本旅行 期待で胸がいっぱい
フランスのマルセイユ近郊からやってきた、ジャンミシェルさんとセリーナさん夫妻。今回が初訪日です。15日間の滞在を予定していて、東京や大阪、京都、広島の宮島、箱根などをめぐり、日本ならではの多様な景色と文化を満喫しています。
「夫が、日本の文化に興味があったから来たの」と、旅のきっかけを話したセリーナさん。富士山登頂も計画するなど、日本をじっくり楽しむため、しっかり準備を進めてきたそうです。
日本には好印象を抱いていたというふたり。実際に訪れてみて、セリーナさんには強く印象に残ったことがありました。
「日本人は礼儀正しくて、お互いを尊重し合っていると感じる」
公共の場での静かな振る舞いや、目立った混雑の中でもお互いに譲り合う姿が至るところで見られ、感動したといいます。ジャンミシェルさんも同様に、日本人のある行動に驚いていました。
「日本人は、どこでもきちんと並んで待っているよね。フランスだったらみんな、ばらばらになってしまうからね」
フランスでの普段の生活では想像できない、日本人の規律正しさに、ジャンミシェルさんは心を打たれたようです。さらに「日本はとにかくきれい!」と、街の清潔さにも関心を寄せていました。
公共交通機関で列に並んだり、ゴミを持ち帰ったりするなど、日本では当たり前のように行われているルールです。ただ、フランスにこうした文化はなじみが薄く、ふたりにとってはとても新鮮で、心に残る体験になったようです。
これから日本各地をめぐり、新しい驚きや素敵な出会いに恵まれる旅になるといいですね。
Hint-Pot編集部
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