トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領は15日(日本時間16日)、米アラスカ州で会談した。プーチン氏は会談後の共同記者会で「建設的かつ相互に尊重する雰囲気で行われ、非常に有益だった」と述べた。ウクライナ情勢に関しては「危機の根本原因がすべて排除されなければならない」と従来の主張を改めて繰り返した。
プーチン氏はトランプ氏について「ウクライナ問題の解決に尽力し、その本質を理解しようとしている」と評価。一方で、ウクライナと欧州に対し「挑発や裏工作によって(和平の)進展を妨げようとしないことを望む」とけん制した。
会見の終了間際、トランプ氏が「おそらくまたすぐに会うだろう」と語り掛けると、プーチン氏は即座に英語で「次はモスクワで」と提案した。トランプ氏は「それは面白い。少し非難されるかもしれないけど可能性はある」と語った。【モスクワ山衛守剛】
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