岡山学芸館が響かせる名物 ファジアーノの桃太郎チャント 甲子園

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ナインに声援を送る岡山学芸館のアルプス席=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2025年8月12日、長宗拓弥撮影 拡大
ナインに声援を送る岡山学芸館のアルプス席=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2025年8月12日、長宗拓弥撮影

 全国高校野球選手権大会は第11日の16日、阪神甲子園球場で3回戦があり、岡山学芸館が山梨学院と対戦する。

 岡山学芸館のアルプス席からは、今季サッカーJ1に初参戦しているファジアーノ岡山の名物応援「桃太郎チャント」が響き、選手を後押しする。

 「岡山です、岡山です……もっかい言うけど岡山です」

 3―0で勝利した松商学園(長野)との初戦の2回戦。六回裏の攻撃前に岡山学芸館のアルプス席からは童謡「桃太郎」のリズムに乗り、岡山を連呼するユニークな応援が甲子園に響いた。

 応援団長の竹中康晴さん(3年)は「岡山ならではで、特別感がある。ファジアーノがJ1に上がった勢いをもらいたい」と今夏から応援に取り入れ、五回終了後のグラウンド整備後の攻撃で使用しているという。

 野球場では聞き慣れないメロディーに、交流サイト(SNS)上ではサッカーファンとみられるアカウントが反応するなど注目を集めた。

 通称「桃太郎チャント」は、ファジアーノ岡山のサポーターが、アウェーの各地で試合前に自己紹介のように歌う様子がサッカー界で話題になった。

 複数のサポーターによると、2008年ごろ、当時日本フットボールリーグ(JFL)に所属していた岡山がアウェーの際にサポーターグループで考案し、歌ったのがルーツとされている。

 国近泰獅主将(3年)は「自分たちが勝ち上がって、全国の方に岡山県のことを知ってもらいたい」と、春夏通じて初の8強入りへ意欲を示している。【長宗拓弥】

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