石破茂首相は終戦の日の15日、全国戦没者追悼式での式辞で、日本が戦争を起こしたことに対する「反省」という言葉を13年ぶりに盛り込みました。石破首相はなぜ「反省」に言及したのでしょうか。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「石破首相の戦没者追悼式の式辞」について解説します。
Q 石破首相の式辞が話題なんだって?
A 石破首相は、全国戦没者追悼式の式辞で「あの戦争の反省と教訓」を胸に刻まなければならないと述べ、「反省」という言葉を使いました。
Q 「反省」って、前の首相も言っていたの?
A 村山富市氏が1994年に「深い反省」と表明して以来、2012年の野田佳彦氏まで、歴代首相は式辞で「反省」に言及していました。
Q 最近は「反省」って使われてなかったのかな。
A 第2次安倍晋三政権が始まった2013年以降、首相の式辞から「反省」が消え、その後首相を務めた菅義偉氏や岸田文雄氏も言及しませんでした。
Q 天皇陛下も「反省」って言っているの?
A 2015年の追悼式から、天皇陛下のおことばに「深い反省」が加わり、今年は首相と陛下がともに「反省」に言及しました。
Q どうして石破首相は「反省」を入れたの?
A 石破首相は「私は反省の上に教訓があると思っている。ある意味で一体のものと言ってもいい」と記者団に話しています。
Comments