◯FC町田ゼルビア3―0セレッソ大阪●(16日・町田GIONスタジアム)
町田がクラブ新記録のリーグ戦7連勝を達成した。
攻撃的なサッカーを信条とするセ大阪が、この日は守備時に5バックを敷いてゴール前を固めてきた。町田はそんな相手の強い警戒も意に介さなかった。
1点リードの前半42分。DF昌子源がセ大阪の守備ブロックをかいくぐる縦パスを通すと、MF林幸多郎が反転しつつ左足でネットを揺らした。一度はオフサイドの判定が出されたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入の末に得点が認められた。
難易度の高いシュートが磁石のように相手ゴールに吸い込まれていく様子は、チームの好調さを象徴していた。お膳立てした昌子は「『シュートはこうやって打つんだよ』と、FWに言っているかのようだった」と林をたたえた。
無失点勝利もリーグ5戦連続で、チームの代名詞の堅守にも磨きがかかる。黒田剛監督は「我々の強さを、さらに発揮できるようにマネジメントしていきたい」。連勝街道をひた走るべく、さらなる成長を目指す。【高野裕士】
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