「頭越しの合意」は免れたウクライナ 移り気なトランプ氏に苦慮

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ウクライナのゼレンスキー大統領=ドイツの首都ベルリンで2025年8月13日、AP
ウクライナのゼレンスキー大統領=ドイツの首都ベルリンで2025年8月13日、AP

 米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領による15日(日本時間16日早朝)の会談では、ロシアによるウクライナ侵攻の停戦に向けた成果が示されることはなかった。一方で、両首脳は良好な関係をアピール。対露圧力を弱めたかったロシアの外交的な勝利との見方が広がっている。

 「米国の強さが状況の進展に影響を与えることが重要だ」。ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、トランプ氏から会談内容の説明を受けた後、X(ツイッター)にこう投稿した。米国が今後も、ロシアに停戦圧力を行使するよう求めた形だ。

 トランプ氏との電話では、ロシアの再侵攻を受けないための「安全の保証」を巡り、米国の参画に関しても話し合った。ロイター通信によると、欧州の首脳らを含めた電話協議では、集団的自衛権を定めた北大西洋条約機構(NATO)の条約第5条に似た枠組みについて議論したという。

 ただ、…

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