女優高島礼子(61)が、15日放送のTBS系「A−Studio+」(金曜午後11時)に出演。自身を見いだした大御所俳優への感謝を語った。
高島は1989年、25歳の時に松平健主演のテレビ朝日系時代劇「暴れん坊将軍3」でデビュー。MCの笑福亭鶴瓶が「松平健さんが見つけはったんよね」と尋ねると、高島は「ありがたいです。ただモデルだったんですけど、たまたまやってたCMを見た松平健さんが『ちょっとこの番組でお庭番をやってみないか』って」ときっかけを振り返った。
同作を手がけた宮越澄監督を取材したKis−My−Ft2藤ケ谷太輔は「こんなに稽古を頑張った俳優はいないんじゃないかって言ってました」と監督の言葉を紹介。また撮影所の技術スタッフが、演技も時代劇も未経験の高島を「次のやつ大丈夫か」と心配すると、主演の松平が「『バッチリです。相当根性あるヤツが来ますよ』といろんなところで言っていた」と陰でフォローしていたことも伝えた。
そして松平が高島にメッセージを寄せた。松平は「初めて会った時、身長もあり容姿が『暴れん坊将軍』のお庭番の役に合っていると思いました」と回想。「忍の役なので立ち回りも多く、運動神経が良くても殺陣に慣れていないとなかなか大変なのですが、頑張っていた姿は印象に残っています」。
高島が主演した「極道の妻たち」についても「以前に共演した時とは役柄も存在感も全く違っていて、成長したなと思いました」とコメント。「性格が明るいので現場が明るくなりますし、人から好かれる魅力があります。また、しんが強く、仕事に対しても頑張り屋さんです。これからも体に気をつけていろんな役にチャレンジしてほしいです。応援しています」とエールを送った。
高島は松平の言葉に感激すると「不思議なんですけど、師匠なんですけど、特にご飯を食べに行くこともなく、連絡先も知らないんです。でも師匠なんです」と関係性を告白。「『暴れん坊』を卒業して35年ぐらいですよね。なかなかお会いできないですけど。その当時京都ではいろんなところに連れて行っていただきました。ただ卒業してからは頑張りなさいって形で」と語った。
一方で、自身の初舞台には松平がお忍びで訪れ「劇場が大騒ぎで。『松平健さんが来てます!早くごあいさつしなきゃ!』って言ってみんなで探したんですけど、消えちゃって。いないんですよ。かっこいい。自分でチケットを取って見に来てくださって」と感謝しきりだった。
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