米アラスカ州で15日、トランプ米大統領がロシアのプーチン大統領と会談した際、妻メラニアさんからの手紙を手渡したと米メディアが報じました。その手紙に書かれていた内容とは――。
1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「メラニアさんの手紙とウクライナの子どもたち」を解説します。
Q メラニアさんがプーチン大統領に手紙を渡したって聞いたよ。どんな内容だったの?
A 手紙は「親愛なるプーチン大統領」で始まり、子どもたちは「愛、可能性、危険からの安全を夢見ている」などとと書かれていました。子どもたちを守る必要性を強く訴え、「今がその時だ」とプーチン氏に行動を促したそうです。
そして、どこで生まれたかに関係なく、子どもたちはみんな安全や希望を求めていると伝えています。
Q どうして子どものことについて書いたの?
A ロシアは2022年2月からウクライナへの全面侵攻を始めましたが、ウクライナの占領地域から多くの子どもたちをロシア側に連れ去っているとされています。
Q どれくらいの子どもが連れ去られたの?
A 米エール大の研究所の今年3月の発表では、生後4カ月から17歳の1万9000人を超えるウクライナ人の子どもが連れ去られたと報告されています。
Q 国際社会は何も言わなかったの?
A 戦争犯罪などを裁く国際刑事裁判所(ICC)は23年、戦争犯罪に当たるとしてプーチン大統領らに逮捕状を出しました。
Q ウクライナの人たちはこの手紙をどう思ったの?
A ウクライナのシビハ外相は16日のX(ツイッター)への投稿で「真のヒューマニズムだ」と手紙を称賛し、ウクライナのゼレンスキー大統領もトランプ大統領と電話で話した際に、メラニアさんへの感謝の気持ちを伝えたそうです。
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