フジテレビを巡る一連の問題で、第三者委員会が調査報告書で「不適切な会合」と認定した食事会に俳優で歌手の福山雅治さん（56）が参加していたと、18日発売の週刊誌「女性セブン」が報じた。福山さんの所属事務所は「本人が出席したことは事実」と認めた。
第三者委が3月末に公表した報告書によると、フジの大多亮元専務が2005年ごろから年に1～2回、「男性有力番組出演者」との会合に女性アナウンサーや女性社員を同席させていた。第三者委の調査に対し、「大多氏や番組出演者の会話が下ネタのような性的内容を含んだものだった」「不快だった」と述べる参加者もいたという。
女性セブンはこの番組出演者が福山さんだったと報道。福山さんは同誌の取材に応じ、食事会での性的内容を伴う発言について「深く反省しております」とコメントした。
福山さんの所属事務所も18日、公式ホームページで「第三者委から今年3月、福山雅治のヒアリングへの協力要請をいただいた」と明らかにした。「大多氏が主催した懇親会に本人が出席したことは事実だが、あくまで仕事先の会食にお招きいただいたとの認識のもと出席した。一連のフジテレビ問題で取りざたされているような問題はなかった」とした上で、「福山本人の『これはきちんと回答すべきである』という意向もあり、第三者委には前向きに協力した」と説明した。
福山さんも18日、自身のX（ツイッター）を更新。「勇気を持って調査に協力された方々を傷つけるような特定作業や誹謗（ひぼう）中傷行為はくれぐれもお控えください」と呼びかけた。【河慧琳】
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