地元の人も知らない情報が… 旅行ガイド「地球の歩き方」静岡版発売

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特設コーナーで平積みされ、来店者の目を引く「地球の歩き方」静岡版=静岡市葵区で2025年8月18日午後2時43分、丹野恒一撮影 拡大
特設コーナーで平積みされ、来店者の目を引く「地球の歩き方」静岡版=静岡市葵区で2025年8月18日午後2時43分、丹野恒一撮影

 世界各地の旅行ガイドブックで知られる「地球の歩き方」の静岡版が初めて作られ、今月発売された。524ページの分厚い一冊に県内全35市町の観光情報のほか、富士山や温泉、ご当地グルメ、プロスポーツ、ロケ地巡りなど多様なテーマの特集がたっぷり盛り込まれ、県内の書店でベストセラーになっている。

 「地球の歩き方」の国内版は東京五輪を契機に2020年にスタート。シリーズ累計発行部数は115万部を超える。静岡版は都道府県としては19番目となる。

 「地球の歩き方」社の今井歩・編集プロデューサーによると「メインターゲットは40~60代。シリーズ読者からの要望を受け、歴史や旧東海道の紹介に力を入れた。ほかにも、取材すればするほど、サウナや模型、日本一の防災対策など静岡ならではの魅力的なトピックが見つかり、他県版と比較してトップクラスのページ数に膨らんでいった」という。

 静岡市葵区の「ツタヤ・ブックストア静岡」では入り口近くに特設コーナーを作り、平積みしている。18日現在の販売部数はトップ。丸山圭介店長は「ここに住む私でも知らない情報がたくさん載っている。旅行者だけでなく、地元の人も静岡を再発見できる内容だ」と話す。

 「地球の歩き方 静岡2026~27」はオールカラー、2420円。【丹野恒一】

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