高畑勲監督の長編アニメーション映画「火垂るの墓」が15日、日本テレビ「金曜ロードショー」(金曜後9・00)で約7年ぶりに地上波ノーカットで放送され、平均世帯視聴率は7・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが18日、分かった。80回目の「終戦の日」に、さらに今回で14回目のオンエアだったが、大きな反響が寄せられた。
原作は野坂昭如の短編小説。映画はスタジオジブリの高畑勲氏が監督。第二次世界大戦中の兵庫県を舞台に、親を亡くした14歳の兄・清太(せいた)と4歳の妹・節子(せつこ)が戦時下の混乱の中を生き抜こうとする姿を描く。
同作が地上波放送されるのは、2018年4月以来、約7年ぶり14回目。1989年8月11日放送の1回目の平均視聴率は20・9%で、6回目となった2001年8月10日の放送では21・5%を記録するなど、これまでにも高い支持を集めてきた。
Xでは「火垂るの墓」のほか、「西宮のおばさん」がトレンド入りしたことでも話題に。タレント・中川翔子は自身のXで「やっぱり火垂るの墓のおばさん意地悪すぎる。節子になんで言うの」と投稿。「年を取って見ると、おばさんの言う事も一理あるって感じる」「しょこたんわかるよ!私も同感だよ」「おばさんも自分の家庭だけで精一杯だったんでしょうね」と、さまざまな声が寄せられた。
5月の同局定例社長会見で福田博之社長は「今年はそういう年(戦後80年)だということがあってかなり前から放送する予定で作業をしていました。(リクエストの)声が多いから放送するということもありますが、それだけではないです」と放送に至った経緯を説明していた。
金ロー「火垂るの墓」視聴率7・2% 終戦80年の日に7年ぶり地上波 「西宮のおばさん」トレンド入り
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