訓練中の陸自2隊員死亡 死因は落雷による感電死と特定 大分

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日出生台演習場。米海兵隊の実弾射撃訓練も実施されている=大分県玖珠町で2022年4月16日午後1時52分、津島史人撮影 拡大
日出生台演習場。米海兵隊の実弾射撃訓練も実施されている=大分県玖珠町で2022年4月16日午後1時52分、津島史人撮影

 大分県の日出生台(ひじゅうだい)演習場で、訓練中に死亡した20代の3等陸曹2人について、陸上自衛隊は20日、司法解剖の結果、死因は雷による感電死と特定したと発表した。訓練があった17日は早朝から、県内全域に雷注意報が出されていた。陸自は事故調査委員会を設置し、訓練の実施状況に問題が無かったか調べる。

 陸自によると、死亡したのは、谷津剣斗3等陸曹(25)と久保田愛悠(あゆう)3等陸曹(21)。大分県の玖珠(くす)駐屯地に拠点を置く西部方面戦車隊所属で、17日午後1時ごろから、日出生台演習場で偵察小隊による潜入訓練に2人1組で参加していた。

 午後10時ごろに2人の無線が不通となっているのが判明し、ほかの隊員らが捜索した結果、18日午前0時過ぎ、演習場内西側の高台で2人一緒に心肺停止状態で倒れているのを発見。その後、死亡が確認された。

 西部方面戦車隊の中村元彦隊長(1等陸佐)は「訓練中の隊員が亡くなったことは痛恨の極み。再発防止のため原因を究明するとともに、安全管理に万全を期す」とコメントした。【宮崎隆】

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