「共感する世界」との距離感=倉沢仁志

Date: Category:速報 Views:1288 Comment:0

インタビュー取材に答えるプロフィギュアスケーターの宇野昌磨さん=東京都千代田区の「LEXUS MEETS...」で2025年7月18日、吉田航太撮影
インタビュー取材に答えるプロフィギュアスケーターの宇野昌磨さん=東京都千代田区の「LEXUS MEETS...」で2025年7月18日、吉田航太撮影

 先日配信したプロフィギュアスケーター、宇野昌磨さんのインタビューでのことだ。

 競技を引退した宇野さんはX(ツイッター)でのポスト(投稿)が話題となり、フォロワー数が増えている。その関連で交流サイト(SNS)の存在について質問すると、こんな答えが返ってきた。

 「ちゃんと良い関係でいたいですよね、SNSとは」

 誰もが気軽に発信することができ「1億総メディア」と言われる時代。SNSの果たす役割は大きい。宇野さんの言葉を聞き、SNSとの距離感について、改めて立ち止まって考えた。

 私たちは世界中どこにいても、SNSによりリアルタイムで不特定多数の人とつながることができる。感動したシーン、それぞれの思いなどを「共感できる世界」は、SNSならではだろう。

 私は国内外でフィギュアスケートの大会を取材した際は現地からXで投稿し、ライブ感のある情報を伝えるように努めてきた。投稿に対して読者から反響があると、とても励みになった。ファンがどんな情報を求めているかを知ることもできた。

 一方、SNSには負の側面がある点も否めない。ある話題をひとたびネットの世界に投げ入れると、本人が意図しない形で波紋が広がるケースはある。競技内容や結果、更には選手の仕草や態…

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.