全国高校野球選手権大会は最終日の23日、阪神甲子園球場で決勝があり、沖縄尚学が3―1で日大三(西東京)に勝利して、初優勝を果たした。
八回途中からマウンドに上がった2番手の末吉良丞(りょうすけ)投手(2年)が無失点で締めた。
末吉投手の試合後の主なコメントは次の通り。
沖縄尚学・末吉良丞投手
目標としていた夏の頂点を、先輩方と取れてうれしい気持ちがいっぱい。
<八回2死一塁からマウンドに上がった>
ウズウズしていた。(先発の新垣有絃(ゆいと)投手は)見ていて、安心できる投球だった。
「崩れたらすぐにいく」と言われ、ブルペンで待っていた。
(マウンドに向かう時は)決勝の舞台で投げられるのがうれしかった。ワクワクした気持ちで行った。
(交代の際に)「こっから任せろよ」と言った。
<九回1死一塁の場面で投ゴロを処理する際に悪送球しピンチが広がった>
焦りがあった。2点差があったので先輩方が守ってくれると思って(気持ちを)リセットした。
<最後の打者は遊ゴロ併殺となり、守り切った>
捉えられたと(後を)振り返ったら、(遊撃手の)真喜志(拓斗)さんがいた。
疲労もピークにきていたが、しっかり最後は点を取られずに終えられた。
<優勝投手となった>
夏の舞台で最後投げているのは入学前から想像していた。重なってうれしい。(2年生での目標達成は想像よりも)早かった。
<試合後に比嘉公也監督から言葉は>
「最後に(悪送球をして)やらかすのもおまえだな」と。「あ、はい」って答えた。
<今後の目標は>
また、一から新しいチームでやっていく。自分たちがまず、経験したことを(仲間に)共有して、自分たちに何が足りないかを追求し、同じように(甲子園での)優勝を目指して頑張っていきたい。挑戦者として泥臭く野球をやっていきたい。
<長い夏が終わった>
とにかく休んで、自分のベッドで眠りたい。
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