バンダイスピリッツ(本社・東京都港区)は20日、静岡市葵区にあるプラモデル製造拠点「バンダイホビーセンター」内で7月から稼働した新工場と、9月2日にオープンする体験型プラモデルミュージアムを報道陣に公開した。
ミュージアムの正式名称は「バンダイホビーセンター・プラモデザイン・インダストリアル・インスティチュート・ミュージアム」。3階建て新工場の2、3階に開設される。エントランスには実物大の「機動戦士ガンダム」のパーツをプラモデルの枠(ランナー)のように組み込んだモニュメントが設置され、来館者の気分を盛り上げる。
人気を呼びそうなのが「ラボラトリーエリア」。タッチパネルを使い、自分だけのガンダムの色や形のバランスを選んだ後は、ランナーの配置調整やパッケージデザインにも挑戦できる。
新工場はランナーの成形から箱への封入・出荷までを一体化したオールイン型。ミュージアムと一体構造のため、来館者はガラス窓越しに成形機の動きや、ランナーが天井近くに張り巡らされた台車で搬送されていく様子なども見学できる。
ミュージアムの入場料は13歳以上2860円、子ども1100円、未就学児無料。見学・体験の所要時間は70~90分。公式サイトからの完全予約制。【丹野恒一】
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