配管内を点検する産業用ロボットをもとに開発された「メカモグラ」を使った競技の全国大会が23日、山形市で始まった。今年で4回目で、24日まで開かれている。
東京、大阪などであった予選には小学生から大人まで831人が参加した。全国大会には予選を勝ち抜いた32人が出場。思い思いにカスタマイズしたメカモグラをコントローラーで巧みに操り、内径約7・5センチの透明なパイプを立体的に組み立てた長さ約10メートルのコースを走らせてタイムを競った。
主催するパイプロボット普及協会の関連企業で、配管内点検ロボット「配管くん」を開発した「弘栄ドリームワークス」(山形市)の菅原康弘社長(60)は「競技を通じて、配管のように日常生活で使われている建設設備を身近に感じてほしい」と話した。【竹内幹】
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