宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉飛行士(49)ら4人が搭乗した米スペースXの宇宙船クルードラゴンが9日昼ごろ(日本時間10日未明)、カリフォルニア州の沖合に着水し、約5カ月ぶりに地球に帰還した。
宇宙船は海上で専用船に引き揚げられた。大西さんはスペースXスタッフの手を借りて宇宙船の外に出ると、元気そうな様子で周囲に手を振った。
大西さんは国際宇宙ステーション(ISS)を8日午後出発。X(旧ツイッター)に「長期滞在中、応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました」と投稿した。
現在ISSに滞在中の同僚油井亀美也飛行士(55)には「短い時間でしたが、宇宙で一緒に仕事ができたことは望外の喜びでした。この先の滞在、頑張ってください」とエールを送った。
大西さんは3月、クルードラゴンでフロリダ州のケネディ宇宙センターを出発。滞在中は将来の月探査を見据えた科学実験などに従事した。4月に日本人飛行士3人目となるISS船長に就任した。(共同)
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