滋賀県警近江八幡署は9日、近江八幡市にある協同組合が8日、ネットバンキングのやり取りを通じて現金7300万円をだまし取られる詐欺被害があったと発表した。
同署によると、同組合の職場で8日、事務員がパソコンを操作中、ウイルス感染のメッセージが出たため、表示された連絡先に電話をしたところ、「ネットバンキングの金が狙われている」などと言われた。これを信じた事務員が、指示されるまま、職場で管理しているネットバンキング用の読み取り機器を使用し、表示されたQRコードを読み取って、認証コードなどを入力したが、エラー表示が続いたのでやり取りを終えた。不審に思い、口座の通帳記入をしたところ、複数回にわたり計7300万円が不明な口座に送金されていた。【礒野健一】
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