マニラで日本人2人射殺 警視庁が首謀者摘発へ捜査を開始

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フィリピンの国旗=ゲッティ 拡大
フィリピンの国旗=ゲッティ

 フィリピンの首都マニラで15日夜、日本人の男性2人が射殺された事件で、警視庁が25日、日本にいるとされる首謀者の日本人の摘発に向けた捜査を開始した。捜査関係者への取材で判明した。刑法の「国外犯規定」に基づいて捜査する。

 捜査関係者によると、事件は15日午後10時40分ごろ、マニラ市内の路上で発生した。いずれも東京都内在住の中山晃延(あきのぶ)さん(41)と佐鳥秀明さん(53)がタクシーを降りた直後、拳銃で撃たれて死亡。フィリピンの警察当局は60代と50代のフィリピン人兄弟の身柄を拘束した。

 現地警察などによると、日本にいる首謀者が、900万ペソ(約2300万円)の報酬を約束してフィリピン人の実行役に殺害を依頼したとの情報があるという。警視庁は今後、捜査員を現地に派遣するなどして、現地警察と連携して関与した人物の特定などを進める。

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