<1分で解説>9価HPVワクチン、男性も接種対象に 肛門がん予防

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ワクチン接種を受ける男性(写真と本文は関係ありません)=東京都港区で2022年9月20日、幾島健太郎撮影 拡大
ワクチン接種を受ける男性(写真と本文は関係ありません)=東京都港区で2022年9月20日、幾島健太郎撮影

 厚生労働省は、子宮頸(けい)がんを予防する9価ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの効能に肛門がんの予防などを追加し、男性にも接種対象を広げることを承認しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「9価HPVワクチン、男性にも接種承認」を解説します。

Q HPVワクチンってどんなワクチンなの?

A ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、子宮頸がんなどの病気を予防するためのワクチンです。

Q 今回、どんな病気の予防が追加されたの?

A 今回新たに、肛門がんの予防などが効能効果が9価ワクチンに追加されました。

Q 男性も接種できるようになったの?

A 男性も9歳以上で接種できるようになりました。ただし、男性の場合は定期接種ではなく、自費での任意接種となります。

Q 今まで男性向けにはどんなワクチンがあったの?

A これまでは、肛門がんや性感染症の尖圭(せんけい)コンジローマの予防を目的とした4価ワクチンだけが男性向けに承認されていました。ウイルスの型への対応に応じて2価、4価、9価の3種類があり、9価が最も多くのウイルスの型に対応しています。

Q 他の国ではどうなっているの?

A 欧米では男性にもHPVワクチンの定期接種が進んでいます。日本では東京都など一部の自治体で独自に接種費用を助成する動きが広がっています。

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