28日午前8時15分ごろ、JR上野駅(東京都台東区)の駅員から「上越新幹線の車内でモバイルバッテリーから出火した」と119番があった。火はすぐに消し止められたが、消火に当たった乗客の男性1人が右手に軽傷を負った。
警視庁上野署などによると、大宮―上野駅間を走る上越新幹線上りの車内で、乗客の50代男性が持っていたキャリーケースから白煙が上がった。中に入れていたモバイルバッテリーから出火し、男性が自身の衣類で押さえて消火したという。他の乗客や新幹線の車両への被害は確認されていない。
JR東日本によると、車両確認のため9分の遅れが出た。この車両は東京駅で新潟方面に折り返す予定だったが、別の車両を使い15分遅れで出発した。【菅健吾】
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