
中国政府は28日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記が9月3日に北京市で開かれる「抗日戦争勝利80年」を記念する行事に出席すると発表した。金氏の訪中は2019年1月以来となる。
軍事パレードを中心とする記念行事にはプーチン露大統領も出席する。習近平国家主席を加え、中露朝の首脳が顔をそろえる歴史的な場面となりそうだ。
北朝鮮の最高指導者が、海外で複数国の首脳が集まる場に出席するのは極めて異例。聖学院大の宮本悟教授(北朝鮮政治)によると、正恩氏の祖父の金日成主席が1980年に旧ユーゴスラビアのチトー大統領(当時)の葬儀に出席して以来、45年ぶり。正恩氏にとっては初めてとなる。
宮本氏は異例の出席の理由について「この機会に、…
Comments