第96回都市対抗野球大会は28日、東京ドームで開幕して1回戦があり、前回王者の横浜市・三菱重工Eastが大阪市・NTT西日本に1―2で敗れた。
2012、13年の横浜市・JX―ENEOS(現ENEOS)以来となる史上6チーム目(7回目)の連覇はならなかった。
横浜市・佐伯功監督の試合後の主な談話は次の通り。
横浜市・佐伯功監督
選手たちはよくやってくれた。相手が上だった。結果を受け止めてまたリスタートする。
相手投手の対策を講じ、感じは悪くなかったが、捕まえられなかった。
<先発の本間大暉投手について>
開幕戦という独特の雰囲気で、経験したことのないような重圧もあったと思うが、しっかり五回まで投げて仕事をしてくれた。
<野手陣は初戦の硬さはあったか>
初戦はいつも難しいが、選手たちが特別硬いとは感じなかった。しっかりやってくれた。
二回の守りでレフトの江越海地がフェンスにぶつかりながら飛球を捕った。頭を打って負傷交代したが、ナイスプレーだった。
<相手投手について>
先発の浜崎浩大投手は、制球力と変化球のトータルで攻めてくる投手。うちの打者も研究されていて、仕留められなかった。
<前回王者で、今回は予選がなく推薦出場だった>
修羅場をくぐらずに東京ドームに来た。特別な入り方だったが、それが今日の負けにつながったかどうかは、はっきりしない。
昨年優勝して自然と連覇を意識し、(プレッシャーを)背負いながら成長しなくてはいけないと思ってきた。この1年の取り組みを通してチームの成長も感じている。次の日本一にチャレンジする。
<九回に新人の印出太一選手が代打でヒットを放ち、つないだ>
レギュラーに近い存在だったが、場数を踏んでいる選手なのでいい所で使おうと思っていた。今日の安打でやはり大舞台に強いかもしれないと思った。
<その後、同じ新人の川久保瞭太選手が打席に入る時、笑顔で送り出した>
プレッシャーを感じていたと思うので、「こんな場面で打席に入ることができるのは幸せなこと」と伝えた。彼はにこっと笑っていた。
併殺で試合終了となったが、彼の胸に何か残るものがあるだろう。成長が楽しみだ。
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