
<日本のマナーを守らない>
<日本に来てほしくない>
訪日外国人旅行者数が過去最多を更新する中、交流サイト(SNS)上では、外国人に対する手厳しい意見が目に付く。
米国出身で日本で暮らす米テンプル大ジャパンキャンパスのジェフ・キングストン教授(現代日本史)の目には、日本版「MAGA」(マガ=米国を再び偉大に)のように映る。
今回の参院選でまかれた種は日本社会に何をもたらすのだろうか。「在日外国人」として40年近く日本に暮らすキングストンさんに聞いた。
<主な内容>
・異質な存在に不満が向かうとき
・不安をうまく捉えた参政党
・外国人には不満。でも労働者としては?
・データが示す、実はWELCOMEな日本
・放言であっても無視はできない
・政治は不安定で敵対的なものに
失われた「ジャパニーズドリーム」
キングストンさんが来日したのは日本がバブル景気に沸いていた1987年。
その後のバブル崩壊、そこから続いた「失われた30年」と、日本社会の移ろいを見つめ続けてきた。
「安定した仕事を得て、安定した家庭を築くという『ジャパニーズドリーム』は失われてしまいました」
景気低迷によって非正規雇用が拡大してきた日本社会で、特に今の50代以下の人々について「喪失感を抱え、年金や医療などの重い社会保険料の負担に耐えています」と指摘する。
そんな中、少子高齢化に伴う経済成長戦略の一環として、政府は外国人材の受け入れを拡大してきた。
出入国在留管理庁によると、日本に在留する外国人は、昨年末時点で376万8977人と過去最多になった。
日本に住む外国人だけではない。
日本政府観光局によると、昨年日本を訪れた外国人の数は3687万148人で、同じく過去最多を更新した。
社会保障に「タダ乗り」する在留外国人や、周囲の迷惑を顧みずに豪遊する外国人観光客――…
Comments