「増産と言いながら…」 コメ予算巡る攻防の裏側 26年度概算要求

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コメの安定供給等実現関係閣僚会議で発言する石破茂首相(手前)。奥は小泉進次郎農相=首相官邸で2025年7月1日午前9時49分、平田明浩撮影
コメの安定供給等実現関係閣僚会議で発言する石破茂首相(手前)。奥は小泉進次郎農相=首相官邸で2025年7月1日午前9時49分、平田明浩撮影

 29日に締め切る各省庁の2026年度予算の概算要求総額は、過去最大の122兆円台になる見通しになった。国は埼玉県八潮市の道路陥没事故で露呈した老朽インフラへの対策や「令和の米騒動」を受けた農政強化など市民社会を取り巻く喫緊の課題に取り組む方針だ。ただ、衆参過半数割れとなった与党の政権運営の枠組みは不透明なままだ。年末に向けた予算編成作業は曲折も予想される。

◇農林族、突如の「増産」に憤り

 農林水産省の2026年度予算案の概算要求は、需要の見誤りによるコメ不足と価格高騰を招いた反省から「米の需要に応じた増産実現予算」を掲げる。要求をまとめる過程で、コメ増産を推進しようとする石破茂首相や小泉進次郎農相に対し、自民党の農林族議員が激しく抵抗した。コメの増産は実現できるのか。要求をくわしく見ると、以前からの要望も多く並ぶ。

 石破氏がコメの関係閣僚会議で「増産にかじを切る」と表明してから一夜明けた今月6日、ある…

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