トランプ氏「韓国と15%関税で合意」と発表 見返りに52兆円投資

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記者会見するトランプ米大統領=ホワイトハウスで2025年6月27日、西田進一郎撮影 拡大
記者会見するトランプ米大統領=ホワイトハウスで2025年6月27日、西田進一郎撮影

 トランプ米大統領は30日、韓国と関税協議で合意したと自らのソーシャルメディアで発表した。米国が韓国への関税を15%にする見返りに、韓国は米国に3500億ドル(約52兆円)規模の投資をし、液化天然ガス(LNG)など1000億ドル相当の米国産エネルギー製品を購入する。

 トランプ氏は「韓国は、私が選び米国が所有・管理する投資のために、米国に3500億ドルを供与する。加えて1000億ドルのLNGやその他のエネルギー製品を購入する」と投稿。

 さらに「彼ら自身の目的にかなった投資もする。この総額は、2週間以内に、李在明(イ・ジェミョン)大統領がホワイトハウスを訪れ会談した際に発表されるだろう」として、3500億ドルとは別に、韓国が対米投資を計画していると明かした。

 トランプ氏は韓国に対し「相互関税」上乗せ分の停止期限である8月1日以降、25%関税を課すと通知していた。巨額投資などの見返りに、関税率をそれより低い15%にした。トランプ氏は、日本、EUとも巨額投資と引き換えに関税率を15%にすることで合意している。

 トランプ政権が関税協議で合意するのは7件目。主要な貿易相手ではインド、カナダ、メキシコなどがまだ合意にいたっていない。【ワシントン大久保渉】

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