福岡県豊前市の県立青豊高校ダンス部が、11~13日に東京で開かれる全国高校ダンスドリル選手権大会に4部門で出場する。部員たちは全国制覇を目指し熱のこもった練習を続けている。
4部門は、ヒップホップの男女混成部門ミディアム編成と女子部門スモール編成、男子部門とドリルのPOM部門スモール編成。いずれの部門も6月に粕屋町であった九州大会で優勝した。
ダンス部は2006年創部で、部員は現在39人。平日は3時間半、土曜日で最高8時間と、部員の自主性を重んじる「全集中」の練習で実力を上げた。卒部生も頻繁に練習に顔を出して指導する「縦の連係」もあり、全国大会では必ず上位に食い込む強豪校となっている。
ヒップホップでは、技術や構成のほか、一体感や表情、オリジナリティーなどが評価される。10~15人で演技する男女混成部門ミディアム編成は今回、全国3連覇を狙う。ポンポンを使って演技を競うPOM部門スモール編成の目標は、19年以来の優勝奪還だ。
3部門に出場する3年の桐谷愛華部長(18)は「学年に関係なく、お互いに思ったことが言い合えるチーム。意思疎通を密にして、4部門で優勝を狙いたい」と話す。亀田栄里佳顧問(63)は「3年生を中心にチームがまとまっている。目標を達成してくれると思う」と期待している。【出来祥寿】
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