「今も不思議」琴勝峰が故郷で優勝報告 好きな四字熟語「寿司焼肉」

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大相撲名古屋場所で初優勝して柏市役所に報告に訪れた琴勝峰関(右)と弟の琴栄峰関=千葉県柏市で2025年8月1日午後1時12分、高橋努撮影 拡大
大相撲名古屋場所で初優勝して柏市役所に報告に訪れた琴勝峰関(右)と弟の琴栄峰関=千葉県柏市で2025年8月1日午後1時12分、高橋努撮影

 7月の大相撲名古屋場所で、平幕ながら13勝2敗で初優勝を果たした琴勝峰関(25)が1日、故郷の千葉県柏市役所を訪れて成績を報告し、市民の応援に感謝した。

 琴勝峰関は柏市生まれで、幼稚園の頃から地元の柏相撲少年団に通い、市立松葉二小時代にはわんぱく相撲全国大会で入賞した。

大相撲名古屋場所で初優勝して柏市役所に報告に訪れた琴勝峰関(左)と弟の琴栄峰関=千葉県柏市で2025年8月1日午後1時28分、高橋努撮影 拡大
大相撲名古屋場所で初優勝して柏市役所に報告に訪れた琴勝峰関(左)と弟の琴栄峰関=千葉県柏市で2025年8月1日午後1時28分、高橋努撮影

 市立松葉中3年の時には、全国都道府県中学生相撲選手権大会の個人戦無差別級で優勝。埼玉栄高に進学し、3年時に佐渡ケ嶽部屋(松戸市)の門をたたいた。

 「相撲少年団で、師匠(佐渡ケ嶽親方=元関脇・琴の若)や(親方の長男の)琴桜関に(入門を)誘われた。その頃から入門するなら親方の部屋と決めていた」と話す。

 市役所への報告には、実弟であり、名古屋場所で新入幕した琴栄峰関(22)も同行。正面玄関で集まった市民や職員の拍手に迎えられ、そろって笑顔を見せた。

大相撲名古屋場所で初優勝して柏市役所に報告に訪れた琴勝峰関(右)と弟の琴栄峰関=千葉県柏市で2025年8月1日午後1時11分、高橋努撮影 拡大
大相撲名古屋場所で初優勝して柏市役所に報告に訪れた琴勝峰関(右)と弟の琴栄峰関=千葉県柏市で2025年8月1日午後1時11分、高橋努撮影

 太田和美市長との会見では「柏に生まれて、柏で相撲を始め、柏の皆さんの応援で優勝できました。相撲少年団にいた頃は、優勝できる力士になれるなんて考えてもいなかった。実は、今も不思議な感じで、本当に自分が優勝したんだという実感がない」と話した。

 柏相撲少年団の子どもたちに伝えたいことを問われると、「自分もけがで腐りかけたりと、これまで良いことばかりではなかった。でも諦めずに続けていれば、きっと手にするものがあることを知ってほしい」。

 また、好きな四字熟語を尋ねられると、しばらく考え込んで「寿司焼肉ですかね」と応じ、周囲を笑わせた。【高橋努】

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