731部隊をテーマにした中国映画「731」が、公開予定日だった7月31日を過ぎても中国で公開されていません。部隊は戦時中、旧満州（今の中国東北部）で細菌兵器の研究や人体実験を行ったとされています。反日感情の高まりを避けるため、一時的に上映が延期されているという見方も出ています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「中国映画『731』公開延期か」を解説します。
Q 731部隊ってどんな組織だったの？
A 731部隊は、旧日本陸軍が戦時中に旧満州（今の中国東北部）で作った秘密の機関で、細菌兵器の研究や中国人捕虜への人体実験を行ったとされています。
Q 映画「731」はどんな内容なの？
A 監督は中国東北部・吉林省出身の趙林山氏で、中国メディアは「一人の小さな人物の紆余曲折する運命を通じ、731部隊が戦時中に中国で行った大罪を暴き、死を恐れずに戦う中国人民の物語を描いている」と解説しています。
Q 公開予定日だったのに、どうして映画が上映されなかったの？
A 映画チケットの販売アプリから公開予定日の7月31日の日付けが消え、チケットも買えなくなりました。
Q 予告編が話題になったの？
A 予告編には過激な描写があり、ショックを受ける視聴者が出て、インターネット上では「残酷な描写のため公開延期になった」との声もありました。
Q 反日感情が高まるかもしれないね。
A はい、それを避けるため、一時的に上映が延期されているという見方も中国国内で出ています。
Q 映画の公開日はどうなったの？
A 29日に新しいポスターが発表されましたが、公開日「20250731」の表示が消えていて、今のところ新しい公開日は発表されていません。
Q 製作会社や宣伝会社は何て言っているの？
A 製作会社と宣伝会社は「全ては公式発表の情報に準じる」と答えていて、詳しい理由や今後の予定は明らかにしていません。
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