○ソフトバンク5―2楽天●(2日・みずほペイペイドーム)
ソフトバンクの近藤健介選手が意外な形で好打者ぶりを証明した。5度の打席はいずれも四球(故意四球1を含む)で出塁。1試合5四球は清原和博さん(西武)らに並ぶ7人目のパ・リーグタイ記録となった。
特筆すべきはその内容。4打席目までは一度もスイングをすることなく四球を選んだ。「さすがに最後はしっかり振っていこうかなと思った」と八回の第5打席はバットを出していき2球で追い込まれたが、その後は際どい球を見極めた。
近藤選手は記録について「別に何も分かんなかった、知らなかったです」といい「ボール球に反応しない結果」と好調の要因を語る。
小久保裕紀監督も「一球も振らず4四球。そんなの見たことない」と驚いた。
近藤選手は1日の楽天戦の最終打席も四球で出塁しており、現在は「6打席連続」。試合をまたいでの連続打席四球の日本記録は松永浩美さん(阪急)の「11」。その数字を聞いた近藤選手は「すごいっすね。でもしっかり甘いボールは打っていきたいなと思います」と笑った。【角田直哉】
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