第107回全国高校野球選手権大会の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内であり、前回覇者の京都国際は、昨春のセンバツを制した健大高崎(群馬)と第8日第1試合の2回戦で顔を合わせることが決まった。初戦屈指の好カードに会場がどよめいた。
健大高崎の青柳博文監督は「できればやりたくなかった」と苦笑いしつつ、「注目してもらえるカード。逆にいい」と前向きに受け止めた。
京都国際の小牧憲継監督も「初戦は強い相手の方がいいと思っていた。後半の日程なので投手の京都大会の疲れも抜けるはず」と歓迎した。
ともに世代を代表する好投手を擁し、堅守が持ち味。京都国際の倉橋翔主将(3年)が「ロースコアの展開に持ち込み、終盤のワンチャンスをものにしたい」と話せば、健大高崎の加藤大成主将(3年)も「一気に点が入る相手ではない。1球でも多く投げさせ、甘い球を仕留めたい」と終盤勝負を思い描いていた。【石川裕士】
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