サッカーJ1・ヴィッセル神戸と慈善試合を開くスペイン1部のバルセロナが26日、来日し、神戸市のノエビアスタジアム神戸で練習した。
27日の試合を巡っては、直前になってバルセロナ側が「日本のプロモーターに重大な契約違反があった」として一旦は中止を発表した。スペイン紙によると、神戸のスポンサーである楽天グループが「約8億6000万円」の未払い金を肩代わりすることで開催にこぎ着けた。
神戸の三木谷浩史会長は26日、試合会場で取材に応じ、「ミッションインポシブルって感じでしたけど、なんとかなりました」と心境を語った。主な報道陣とのやり取りは次の通り。【生野貴紀】
ヴィッセル神戸・三木谷浩史会長
いや、なんとか良かったですね。本当によかったです。以上です(笑い)。
<ギリギリの交渉。チャリティーマッチ開催への熱意があった>
いや、やっぱりね、ほんとに(クラブ創設)30周年っていうより、日本全国の、特に子供たちやすごい楽しみにしてる人たちが多いと思ったんで、なんとか開催できてうれしいです。
<中止になるかもしれないという一報は>
おととい(24日)の朝? スマホを見ていたら「来ない!?」ってなって。なんだこれって。
そこから(交渉は)直接も間接も全部やりましたね。(バルセロナのラポルタ会長の)右腕の人と直接話して。(元バルセロナ選手の)ジェラール・ピケ経由でつないでもらって。エアラインもいろんなエアラインの人たちが協力してくれて。うん……、なんか大変でしたね。今までで一番大変だったかもしれません。
<報道では日本のプロモーターの手続きミスと>
その辺はちょっと法的な話があると思うんで、正直言って。また後日、やっぱりしっかりとした弁護士なりの人から説明してもらった方がいいかなと思います。
(損害賠償等も)繰り返しになりますけど、いろんな契約関係とかあるんだと思いますけど、ファクトとしては着金していなかったということなんで、その問題を解決して、もう本当にいろんな人が協力してくれてなんとかなりました。
<約8億円の着手金を楽天グループが支払った>
支払った……? うん、とりあえず、その辺も含めて、とりあえず弁護士から払ってもらった方がいいかなと思うんですよね。
<バルセロナのラポルタ会長とどんな話を>
いやあ、久しぶりだねって。来てくれてありがとうって。(お互いに大変だったと)そうですね。まあ、ほんとに。まあまあ、うん。こんなことがあるのかと思いましたけど、どういうプロセスか、どういうふうにミスがあったのか、もう一回見直したいと思います。
<最終的に安心したのは>
(バルセロナの選手が)飛行機に乗るまで(笑い)。乗ったか? 乗ったか? 乗ったか?って。
<中止は初めからあり得ないと>
いや、なかなか難しいなと思ったけど、なんとかなりましたね。ほんとに。いやいや、ほんとに。ちょっとミッションインポシブルって感じでしたけど、なんとかなりました。
<今後のプロモーターとのやり取りは>
それはもう繰り返しになりますけど、法的関係については、弁護士といろいろやりながらってことになるのかな。うん。韓国のプロモートさんも含めて。
<中止となれば日本サッカー界にも大きな影響があった>
いや、そこまでは考えなかったけど、結果的にね、もし開催されなかったら大騒ぎになっていたかなとは思います。はい。皆さんも楽しんでください。なんとか良かったです。良かった、良かった。それだけです!
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