「200万ぐらいあったんちゃうかな」と回想
落語家・笑福亭鶴瓶が3日、メインパーソナリティーを務めるMBSラジオ『MBSヤングタウン日曜日』(午後10時)に出演。かつて元日にフジテレビ系『爆笑ヒットパレード』へ出演していた際に共演者らに配ったお年玉の破格の推定総額を明かした。
鶴瓶と明石家さんまが参加して大盛況だった今年5月の上方落語協会のイベント『彦八まつり』で実行委員長を務めた桂吉弥がこの日、鶴瓶への謝罪に駆け付け、そのまま『ヤンタン』に出演した。鶴瓶に仲介してもらい出演を受諾したさんまがイベント当日、吉弥不在で鶴瓶と共演しないスケジュールを知らず現場で激怒。最終的に現地入りした吉弥は、さんまから説教後「きょうは(桂)吉朝(同期で吉弥の師匠、故人)のために来たんや」と言われ、一件落着と思っていたという。
鶴瓶にも電話でお礼を済ませたという吉弥だったが、7月25日のカンテレ・フジテレビ系『さんまのまんま』で鶴瓶に対し、いまだに5月の怒りをぶつけるさんまを見て怖くなったという。吉弥は迷惑をかけた鶴瓶にこの日、4日は『痛快!明石家電視台』収録でMBS入りするさんまに改めて直接謝罪することを決意したと経緯を明かした。
この日は山形での落語会帰りで、現地の土産を渡した吉弥は、懐かしい鶴瓶との思い出話も披露。ある年の大みそかと元日、NHK『紅白歌合戦』の審査員を務めた故・桂米朝さんの付き添いで東京・大阪間を空路移動した吉弥は、『爆笑ヒットパレード』出演の鶴瓶と往復とも空港で一緒になったという。年明けの帰阪時には鶴瓶から「今年、初めて噺(はなし)家に年玉やるわ」と言われてお年玉をもらい、ポチ袋は今でも保管していると打ち明けた。
流れで、鶴瓶は「あのころ、『爆笑ヒットパレード』やってたやんか。ほかの芸人もいてるやん、噺家じゃなく。だから、いつもものすごう大変やったで、ポチ袋。すごいで、お年玉(の数)。多分(総額)200万(円)ぐらいあったんちゃうかな」と告白。MBS・藤林温子アナウンサーが「ええ〜」と驚きの声を上げる中、「まあ、メイクさんもいてはるし。『こっち(芸人)だけ渡して』ってでけへんやんか。だから、『爆笑ヒットパレード』やめてからすごく楽やもん」と本音を吐露して笑わせた。
錦笑亭満堂が「正月に(芸人らに)会わないからですか?」と確認すると、鶴瓶は「会わないから。会うのん怖いで、芸人に会うん。すごいで」と肯定した。満堂は「(若手は)期待しちゃいますしね」と、もらう側の思いを代弁。鶴瓶は「正月は行きたくないわ。そういうとこ(寄席や番組収録)へ。明けてからがええわ、ホンマに」と話していた。ENCOUNT編集部
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