太平洋戦争末期に日米両軍の激しい攻防戦が繰り広げられた沖縄県伊江島で、敗戦を知らないまま木の上で2年間生き延びた2人の日本兵がいた。そんな実話に基づいた映画「木の上の軍隊」(平一紘監督)が全国公開中だ。7月に大阪市内で舞台あいさつが行われ、主演の堤真一と山田裕貴が登壇した。
1945年、米軍が侵攻してきた島で厳格な少尉・山下(堤)と新兵・安慶名(あげな)(山田)は敵から逃れ、ガジュマルの樹上に潜伏。援軍が来ると信じ、飢えと恐怖に耐えながら木の上を拠点に過ごす。やがて終戦を迎えるが、知るすべのない2人は孤独な「戦争」を続ける――。井上…
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