4日午後7時50分ごろ、横浜市中区で開かれていた花火大会「みなとみらいスマートフェスティバル」の主催者から「花火を打ち上げる台船1隻が制御不能になっている」と神奈川県警横浜水上署に通報があった。横浜市消防局などによると、台船で火災が発生。花火大会は中止になり、翌5日午前11時10分ごろに鎮火した。
横浜海上保安部などによると、花火大会は4日午後7時半に始まった。8隻の台船から花火を打ち上げる予定だったが、うち2隻で打ち上げ前の花火に引火し炎上したという。乗っていた作業員5人は海に飛び込み、全員救助された。そのうち50代の男性1人が負傷したが命に別条はないという。
横浜市によると打ち上げはコンピューターで制御し、自動で順次打ち上がるようにプログラムされていた。火災の発生直後、担当者が大本の電気配線を抜いたが打ち上げは止まらず、台船上や上空で相次いで爆発したという。海保が火災の詳しい原因を調べている。【矢野大輝、横見知佳】
Comments